東洋文庫ミュージアムで、本の原点を見る
先週は、東洋文庫ミュージアムに行ってきました。
有名なモリソン書庫を見る事ができました。
オーストラリア人ジャーナリストのモリソン(1862年ー1920年)は、ロンドンタイムズの通信員として北京に20年ほど滞在し、その中で東洋に関する質の高い書籍を収集しました。その数は、なんと約2万4千冊。モリソン書庫が展示された様子は圧巻でした。
この日は、日本や東南アジアとの交易などの歴史的な文献が展示されており、そちらも興味深かったです。
印刷も写真の技術もない時代。見聞きしたことを自分の手で書き記すこと以外に、情報を留めておく手段はないわけで。自分達の目で見た珍しいものたちを、どうしても本として書き記しておきたい…!という情熱を感じさせる展示の数々でした。
本を作るということの、原点を見た気がしました。
その後は少し時間があったので、六義園を散歩。
久しぶりにお抹茶を頂きました。生菓子には、紅葉の葉と紫式部があしらわれていてとっても愛らしかったです。
よき心の栄養の時間になりました。